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まいにちワンダーランド

いくつになっても悩みはつきない。あーでもない、こーでもないともがく日々。けれど、ちょっと目線を変えればふふっと笑えたり、やっちゃったテヘみたいになったりする。そんなまいにちがワンダーランドだったりして。旦那さんと娘と3人暮らし。

23年の時を経て・・・

コトバの魔法シリーズ

今週のお題特別編「嬉しかった言葉」
〈春のブログキャンペーン ファイナル〉

 

「自発」

小学校の卒業式に先生からもらった言葉。1クラス35人の生徒に一人ひとり、色紙に筆で書いた言葉が送られた。他の友人たちには、「挑戦」「輝」などわかりやすいものが送られていた。順番に呼ばれる中、私は最後の方だったように思う。今か今かと待ち構えていたが、期待していたものと違った。少し残念な気持ちで家に帰ったのを覚えている。当時のわたしの気持ちはこうだった。「自発?自分で発する?どういう意味だろう。もっとカッコいいのがよかったな・・・」

 

あれから23年が経った。中学の転校、高校受験、大学入学、一人暮らし、就職、結婚とさまざまな節目を迎えるたび、先生からもらったこの言葉がふと顔を出すことがあった。「先生はわたしに足りないものを見抜いていたんだな」とわかりかけていたのかもしれない。しかし、私はあえて見てみないふりをした。家では3人きょうだいの長女として優しいお姉ちゃん、学校ではまじめな優等生を演じてきた。周りの期待に応えるように。先生はこう言いたかったのではないか。「周りじゃない。自分がどうしたいかだ。」

 

初めて自分を発揮したことがある。就職して10年目の春。結婚できないことに悩んでいた私は、ユーターン就職していた実家を飛び出し、転勤を希望した。周りは、これまでの私からは想像できないと驚いていたが、私自身は冷静だった。「こうしたい」ただそれだけの気持ちだった。成功や失敗なんて考えていなかった。それから3ヶ月後に旦那さんと出会った。

 

23年前に先生が私にくれた言葉。年を経るたびに重みを増してくる。先生、ありがとう。毎日小さい壁や大きい壁にぶつかるたび思う。「わたしはどうしたいの」答えはそこにしかない。さあ、もう充分迷った。悩んだ。考えた。わたしの発する声を世界に届けよう!