まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

そげん、イライラせんとー。

ザ、博多弁。

 
訳  
そんなにイライラしないでー
 
使い方  
イライラ、カリカリしている人に向かってなだめるように言う。かなしい感じではなく、ちょっと笑いを含めるように。笑顔で。
 
イライラしている人がいた。15人の飲み会を仕切る幹事さん。とってもがんばりやさん。全員のことを考えてる。全員が楽しめるように、全員が気持ちいいように。すばらしい考え方。でも、イライラしてる。自分でもわかっているみたい。そんなあなたに言いたい。「そげん、イライラせんとー」
 
この言葉を言えるようになるなんて、わたしも成長したな。3年前までは、違ってた。まいにちイライラしまくり。「なんであいつはやらないんだ」「なんでこんなこともわからないんだ」はずかしながら、人を操作しようとしてた。この言葉で母親になだめられても「お母さんは、なんもわかっとらん!」とさらに怒りまくってたなぁ。
 
不思議だ。いつからおだやかになったんだろう。イライラがなくなったわけではない。今日も職場で何度もイライラした。その度に「はい、わたしイライラしてる」と認めた。ムリに元気よくせず、イライラを隠さずに出そうとするとふしぎと自然体になれるみたいだ。イライラしてるじぶんを抑え込もうとすると、他人にぶつけてしまう。人は思い通りにはならない。そもそも、思い通りに進めようとするからイライラするのだ。思い通りに進まなくて当たり前。だって、みんなじぶんの好きなように生きてるんだもん。だから…
 
わたしもすきにしていいんだね。ラッキー!!
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おわり。