【続】恐怖!主人の誕生日にお風呂から聞こえたナゾのバースデイソング
前編はこちら。
事件の真相を探る。
翌朝。主人からその話を始めた。
「なぁ、やっぱりおふろにそんな設定してるとは思えないんやけど。なんかこわいなぁ」
「そうだよね、え、どうしよう」
何がどうしようなのかわからないが、そんな答えしかでてこない。だって、聞いたのはわたしだけ。こわいと言われると、余計にミステリーに思えてきた。
「やっぱり、今日の夜もう一度二人で聞くしかないな」
「うん、そうだね。」
互いに神妙になる。
バースデイソングの正体はいったい…!?
ついに事件は解決へ…!
ついに今晩。
「ねぇ!今からおふろためるからね!ぜったい聞いといてよっ」
「わかった…なんかキンチョーするな」
ピッ。
いつもは驚くほど早くたまるのに、今日はやけに時間がかかる。いつ鳴るかわからないのに、こんな時に限ってトイレに行きたくなる○| ̄|_
「わたしトイレ行きたくなっちゃった!ぜったい聞いといてねっ」
「わかった…」
主人にまかせたものの、やっぱり気になる。トイレとリビングをつなぐドアを開けたまま、静かに待つ。
もうすぐおふろがわきます♪
きた!ドキドキ…
10秒後。
タンタタンタン、タンタン♪タンタタンタン、タンタン♪ハッピーバースデー、ディア、ダンナさん♪ハッピーバースデー、トューユー♪
「ほらーーあ!!」
トイレから叫ぶ。
「ほんまやぁ、なんかうれしい…泣」
主人には驚きよりも、うれしさのほうが大きかったようだ。
あー、よかった。事件なんかじゃなかった。落ち着いたら、プレゼントがあったことを思い出す。
お誕生日おめでとう♡
事件の真相。
うちのおふろには、誕生日設定機能があるようです。二人とも設定したこと忘れてた笑
「来年はできればいっしょに聞いてね。またわすれてるかもしれないから」とわたしが言うと、
「明日も設定すれば聞けるよ。毎日誕生日にしたらいいやん」と主人。
ほんまやな。それもいい。
作:妻
わたしの字がきたないと言うので、夫にも書いてもらった。
作:夫
作:夫
なるほど。ひとつずつはキレイですね。
性格でてるな。まぁ、お互い味のある字ってことで!
毎日お誕生日おめでとう♡