まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

つなぐ。つなげる。いいふうふの日。


さてさてと。
今日は、よか夫婦の日ばいね(博多弁)

京都でもたくさんの人たちが結婚式を挙げていたそうです。午前中に美容院に行くと、髪をセットしにくる女性たちが多かったと美容師さんが言ってました。

ゲン担ぎは縁起がよかばい。

縁起をかつぐのはいいことですよね。
わたしもゲン担ぎすきです。うちには日めくりカレンダーがあります。毎日その日の戒めが書いてあるので、迷ったときはちょっと頼ったり。その中でもすきなフレーズはこの二つ。
  • 何ごとも急速に進めること吉
  • 大安吉日。何ごとに用いてもよし
失敗をこわがって優柔不断になることが多いわたしですが、この日だけは「よっしゃ、とりあえずやったろか」と迷わず行動します。そんなときは思いがけず、うまくいくことが多い。結局、運が良かったというより、うまくいくはず!と強く思うことがいいのです。

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子どもの名付けこそ、ゲン担ぎ。

午後からはひさしぶりに、主人の実家へ。3ヶ月前に姪っ子が生まれ、主人の誕生日も兼ねてみんなで食事に行くことになってました。主人の両親は、おばあちゃんと二世帯住宅住まい。86歳の元気なおばあちゃんに会いに行くのも恒例行事。会いに行くとうれしがって、話がとまりません。86歳とは到底思えないマシンガントークに相づちをうちまくるのが孫たちの役目。

今日のメインはひ孫の話題。話の途中で、そうや!とおもむろに立ち上がったおばあちゃんが引き出しから取り出したのは、なにやら束になったメモ帳。家族の名前がそれぞれ書いてあり、画数を計算したものだった。おばあちゃんには、3ヶ月前にひ孫が2人生まれた。それはとてもうれしそうで、その子たちの名前に秘められた家族の思いを語ってくれた。それを聞きながら、こう思った。

日付や場所、名前などが持つ力を人は信じてる。確信はないけれど、きっとそうであって欲しいと願いを込める。その願いが形になるんだろうなぁ。
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信じる力。

熱く語るおばあちゃんをじっと見つめながら、このおばあちゃんがいなければ、旦那さんはこの世にいなかったわけで、まずはそこに感謝だな、と思った。そのおばあちゃんが生んだお母さん、さらにはお父さん、義理の妹さん、その旦那さん、姪っ子。命はつながる。

今日もたくさんの夫婦が、
きっと私たちはいい夫婦になれると信じあった。その人たちから命がつながり、20年後、30年後の「いい夫婦の日」に信じる力がまた生まれる。そうやってつながる願いは大きなパワー。先人たちがこうやってうまくいったから、次もうまくいく、と次世代に残してきたものは、大切にしたい。ひ孫の誕生で、こんなにも喜んでいるおばあちゃんがいるのだから。

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と、思うわたしって、
いい妻やーん♡と自分で自分を褒めてみる。

食事を終えて自宅に着くなり、
「今日はありがとう」と言ってくれるあなたも
いい夫やーん♡

ってなワケで、こちらは褒めあいまくりのいい夫婦の日でした!ちゃんちゃん。

おやすみー✨