まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

【足】じぶんで開く道。

平日の午後15時。烏丸御池のカフェにひとり。
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今日はいろんなことが流れに乗ってた。

1年くらいずっと調子のわるかった乾燥機。思い切ってコールセンターに電話した。ものの20分でわたゴミがごっそり取れた。  

あしたが締め切りのエッセイ応募原稿1600字。流れは昨日の夜に決まっていたのだけど、えいやっと書きはじめたのは今日の10時30分。12時30分には2000字の物語ができた。あとは削っていくだけ。

14時に予約していた病院。1時間前には家を出る。ギリギリまでエッセイにねばり、電車の出発7分前にカギを閉める。5分前に病院到着。はっきりものを言う先生だった。女性同士だったから、こちらの希望も一気に伝える。それならば、と先生の提案で今月中にできる限りをする準備ができた。

薬局で待っている間、近くのカフェを検索。歩いて3分。いま、ここにいる。通りを歩く人をずっと眺める。こんな時間がわたしはすきだなぁ。こんな時間って?乾燥機の調子が良くなったこと?エッセイがうまく書けたこと?病院の先生としっかり話せたこと?近くに今度は誰かを連れて来たいカフェを見つけたこと?

ぜんぶ、じぶんで決めたこと。

コールセンターに電話する。エッセイに応募する。先生に希望を伝える。カフェに行く。誰に強制されるわけでもない。誰かがやったほうがいいよと言ったわけでもない。ぜーんぶ、じぶんで決めた。

だから、すき。
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↑サワークリームとカシスのパンケーキ。おすすめは、バナナとキャラメルだったけど今のわたしはそんな気分じゃなかった。さっぱりなのにクリームとシロップがほどよく甘くって、甘すぎが苦手なクールガールさんにオススメしたい。

そういえば、きのうの同期ランチ会もじぶんで企画してお店の予約までしちゃったっけ。わたしって、こんな人だっけ?(学生時代の友人の声が聞こえる)

うーん、わかんない。でも、たぶんこんな人だったんだ。出してなかっただけ。

「そうだ、それでいいんだ。お前に足りないのは自発だ」小学校六年生の時の担任の先生の声がよみがえる。

はい、わかりました。

先生、今とっても気分がいいです。道なき道をじぶんの足で歩く。それがわたしには合ってるみたい。冒険家か⁈  (心の声がつっこむ)

そうさ、人生は冒険さ!今度はピーターパン?今日はいろんな人が登場するわ。さてさて、そろそろ主人が帰ってくる。おうちに帰ってシチューの準備をしましょう。わたしの冒険の道案内をしてくれるティンカーベルの大好物だから。(性別逆だろ!誰かつっこんでください笑)

右から2番目の星 [ピーター・パン]

右から2番目の星 [ピーター・パン]

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