何にもない休日に、夫婦の幸せを見つける日。
ふとんの中で会話
「今日何するー?天気よさそうやん」
「そうやなー」
「まだ眠そうやね。」
「せやなー」
「おなかすいたね。そいえば、さっきこんなの撮ったよ」
「なんやこれ!」
「むふふ」
13時。
「おなかすいたー。ラーメン食べよう」
「おっ、ラーメンかぁ、いいね」
夫が作る。
「具は何入れるー?」
「なんもないよー。あ、ねぎとごまがある」
「かまぼこが冷蔵庫にあったよ」
「おべんとの材料やけど、ま、いっか。
あ、高菜もあるよ」
「うーん、少しずつ食べる」
夫はあたらしい食べものが苦手。
「ラーメンおいしいね!」
「うん、おいしい」
14時。
「なんか漫才みたくなったー」
「ビデオ撮ってたのあるやん」
「つけて」
「わかった」
「トレンディエンジェル、この頃からおもしろかったんやね。でもやっぱ博多華丸大吉やなぁ」
14時20分
「眠くなってきた」
「ちょっとだけ昼寝していい?」
「いいよ」
「ごめんね、10分だけね」
17時30分
ガラガラ。リビングの扉を開ける。
「ごめーん、めっちゃ寝ちゃった」
「ううん」
夫も寝てた。
テレビをつける。
18時30分
後ろで寝返りを打つ夫にふとんをかける。
ゴロン。
「なんか肩が痛いなぁ」
「もんであげよか」
「うん、ありがと」
年末に撮りだめた「所さんの笑ってこらえて」を見ながら。村人たちにイチイチ笑える。寝ている夫も声だけ聞いて笑う。
19時15分
「う、ありがと!だいぶラクになったわ」
「ほんと?大丈夫?おなかすいた」
「そやな、ちょっとその前に買物行ってくるわ」
「え、なに買うの」
「ティッシュとか牛乳とか」
「そか、ならごはんの準備しとくね」
20時30分
「ただいまー」
「おかえりー」
「遅くなってごめんねー」
「いいよー、ごはん食べるー?」
「うん、食べる」
「このさんまおいしいね」
「こないだ、八百一で買った北海道産のだよ。
油めっちゃのってたもん」
「わたしのもとってー」
「えー、じぶんで取れないのー」
「うん」
「ほら」
「ありがと」
「このごま豆腐おいしい!」
「これもそんとき買ったよ。長崎のだって」
22時
「さ、おふろ入ろか」
「そやね」
23時30分
「あとは洗濯物だけやな」
「うん、そやね。
今日はゆっくりできた。ありがとう。」
「うん、ぼくも。ありがとう」
おやすみなさい。
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