【映画】海街ダイアリー フツーに一生懸命生きる。
2時間半。ながいなー、持つかなーと思いながら見始めた。起承転結もない。クライマックスもない。ただただ、母親の違う四姉妹の日常。それなのに。
惹きつけられる。お姉ちゃんの気持ち、わかる。末っ子の気持ち、想像する。お父さんをイメージする。次女の恋愛に、昔のわたしを思い出す。あんなお母さんにはならないと、誓う。
登場人物の心境にこれまでのわたし、これからのわたし、もしかしたら今のわたしが映っている。海辺をゆっくりと遠ざかっていく4人のよこにエンドロール。
急におなかがいたくなる。トイレにかけこむ。トイレに行きたい衝動もなくなるほど。トイレでも回想する。末っ子の恋愛に結末はなかった。長女だって、次女だって、三女なんて特にどんな人が好きなのかもわからずに終わった。
季節は3回巡ってきた。それなのに姉妹は何も変わらなかった。見た目には。
わたしはここ数年で大きく変わった。よかった、て思う。すごい、て言われる。これからも、て思ってる。
けれど。もしかしたら変わろう、変わろうとし過ぎなのかもしれない。フェイスブックやツイッターで大きな反響を呼んをもらおうとし過ぎなのかもしれない。
見た目には変わらなくても、心はいつだって波打ってる。迷いながら、愛しながら、上を向きながら、フツーに一生懸命生きるってそれだけで誰かを支えてるんだな。
そう思わせてくれる映画。
23時30分。洗濯物干してたら旦那さんがどす黒い顔をして帰ってきた。この1週間は地獄なんだそう。
おかえり、人気者はつらいね。ただいま、人気者じゃないよ、キツイよ、帰ってお魚食べようと思ってたのに。
遅くならなければ、晩ごはんは焼き魚の予定だった。そんなフツーのごはんでも楽しみにしてくれてるんだね。フツーを喜んでくれる夫に感謝します。
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