まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

祝いごとの度につよくなれる。

智子の100日祝い

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福岡には、お食い初めの風習はない。大阪を中心とする関西の祝いごとらしい。

 

どちらかというと、

風習よりも、そのときの気分、雰囲気をたいせつに育ってきた。祝いごとを軽んじているワケではなく、あーせねば、こーせねばの礼儀作法よりも気持ちがあれば、あれでもよし、これでもよしという感じ。

 

嫁ぐというのは、

そんな家族の中だけでよしとしてきた風習は、通じなくて、近くにいる方の流れにのっかるのが波風が立たなくてよい。

 

昔からあるものは、たいせつにする家で育った旦那さん。そんな雰囲気の中にどっぷり飲み込まれるは、いつもひさしぶりで、新鮮。

 

慣れてきたつもりなのに、

やっと慣れてきた育児と並行でついていくのは、まだすこし気負いがある。

 

だけど、終わってみていつも思うのは、祝いごとや礼儀をたいせつにするのは、人をたいせつにするから。ナーナーで済ませて、そのときはヨシヨシでも、強い想いは残らない。

 

カラダや気持ちがすこし疲れるのは、

もしかしたら私が直球の愛を受け止める自信がまだないからなのかもしれない。そんな母親になれてると思えないから。

 

そんな甘えてる私の背中を押してくれるのが、ちゃんとした祝いの席なのだ。ほら、この子はもうこんなに育っているよ。あなたが毎日がんばっているからだよ、と。

 

ありがとうございました。

 

 

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