まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

はじめての喫茶店に入ってみました…!が…

今日は日曜出勤です。

 
出社してみると事務所にひとりでした笑
全国の部署から電話がかかってくるので、当番制で取り継がないといけないんですね。
 
おととい、事務所内での席替えがあって、今日は新しい席。ちょっと落ち着かない。けど、なんか新鮮!ひとりの事務所も新鮮!はじめて続きの今日は、お昼もはじめてのところに行ってみよう!
 
うろうろ…。
 
見つけた!
 
「地下にある喫茶店」
 
地下はあんまりすきじゃないけど、まいっか!入ってみよう。階段を下りると約20席ほどのうす暗い店内。マスターひとり。静かでおしゃれな感じ。いいかも。お客はわたしひとり。
 
特等席さがしちゃおっと。ちょっと壁に隠れたところにソファ席を発見!座ろうとすると、マスターが背中越しに大きめの声で言った。
 
「あ!ソファ席は移動してもらうことがありますんで!」
 
「え、移動?」
 
「はい、2名様以上の席なんで!」
 
「…」
 
だってさー、誰もいないじゃん。ここはオフィス街だよ。日曜日だよ。他にどなたかいらっしゃるのでしょうか…。
 
一気にテンションが下がって、立ったままのわたし。だって、他の席はカウンター以外にぜんぶ四人掛けだよ?どこに座ればいいの?すると、マスターが、
 
「他の席ならどこでも大丈夫なんで」
 
わたしはここがいいのーー!!ぶー。帰りたい。でも、そんな勇気もない。精いっぱいの抵抗で、マスターに背を向けたカウンター席でこれを書いてます。
 
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こんなにおしゃれな雰囲気のお店なんですよ。落ち着くでしょ。ここでランチもしようと思ってたけど、やーめた。さっさと飲んでいつもの場所にいこ。
 
ほら、10分経ったけどだれも来ないじゃん。ぶー。せっかくのご縁でしたのに。ザンネンでしたわね。ごちそうさまでした。
 
がたっと席を立ち、きれいにイスをそろえてレジに行くとマスターが驚きのひと言。
 
「もういいんですか?」
 
(えーー)「はい、大丈夫です。ごちそうさまでした。」
 
こんな裏表ありありの会話ができるなんて、わたしも京都人っぽくなっちゃったのかしらん。
 
目の前にいるお客様、目の前にある仕事、目の前にいる家族を大切にしましょう、というお話になりました。
 
では、失敬!(`・ω・´)ゞ