ハッピーエンドじゃなきゃ報われない 【本】模倣犯
産休中です。37週に突入しました。テレビか本かネットで過ごしています。今日は 宮部みゆきさんの「模倣犯」二夜連続ドラマを録画で見ました。
率直な感想↓
ハッピーエンドじゃなきゃ、人は報われないのかなぁ、ていうなんとも言えない感情。
今回の主人公は、売れない四十路の女性ライター。結婚を機に夢はあきらめたはずなのに、凶悪犯罪の真相をあばくことにのめり込んでいく。夫と離婚の危機になりながらも最後には真犯人をつきとめる。夫も戻ってくる。
わたしたちは、こんな物語がだいすき。くじけそうになる主人公が必死で問題に立ち向かう。心が折れそうになっても、一人ぼっちになってもあきらめない。そして、最後には……パチパチパチパチ。悪は倒される。正義は勝つ。
書くことを仕事にしたいわたし。でも自分の意見を公開しすぎることにはリスクがある。主人公の中谷美紀さんが「書きたい!真実をつきとめたい!被害者のために!」とがんばるほど、夫の気持ちが離れていって、「君の生き方にもうついていけない」て言われたところで「やっぱりな」て思った。やっぱりそうなるんだよ。突き詰めようとするとさ。
今は逃げ腰のわたしが顔を出しています。
そんなリスクは大物になってから言えよ、て感じですが、突き抜けること=家族をギセイにすることっていう図式があるんだよね、アタマの中に。
その図式はおいといて、別の答えを持ってこれるのは、今回の話で言えば真犯人を逮捕させること、つまりハッピーエンド。傷つけて傷つけられたりもしたけれど、このためにがんばっていたんだよね、て価値ある傷あとにしないと報われない=世の中は認めてくれないんだ、て感じた。
ハッピーエンドといっても読者にとってのハッピーエンドであって、被害者は事件をハッピーだとは思えないワケだし、主人公だって夫とよりを戻せたかどうかまでは書かれていない。そもそも事件に手を出したことが良かったのかどうか…。
けれど、モヤモヤしてるくらいならやった方がいいし、残された家族が生き続けるのは負けたくないからだと思う。
やるなら最後までやれよ、人生は自分でハッピーエンドにするしかないんだ、覚悟を示せと言われた気がしました。
感想、おわり。
おやすみなさい。
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おべんと、とかとか。
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