母として生きる、前に妻であること。
昨日放送された「市川海老蔵にござりまする」をみました。
妻の麻央さんがブログを始めた頃、わたしはちょうど妊娠9ヶ月でした。小さい子どもの側にいられないことが一番辛いのではないか、と海老蔵さんが会見で語っていました。そうだろうな、と思いました。
けれど、テレビの中の麻央さんは海老蔵さんのパートナーとして支えていけるよう神様にお願いしていると言ってました。
子どもを授かる前は、ずっとふたりで生きてきました。子どもがいなくても、この人とならふたりでたのしく、なかよく生きていけるし、生きていきたいと思っていました。
だけど、はじめての赤ちゃんが産まれて、はじめてのお母さんになって、はじめてのお父さんにできないことばかりを求めてイライラしていました。わかっているつもりでも、なんでこーしてくれないの、なんで、なんでとモヤモヤばかり。
あんなにふたりで欲しがっていた赤ちゃんがここにいるのに、ふたりだけのたのしかった時間はなくなっていました。
麻央さんが海老蔵さんのパートナーであり続けたいとまっすぐ語っているのをみて、そうだよな、とおもいました。わたしをお母さんにしてくれたのも、旦那さん。イライラしているわたしを見て見ぬ振りして、いつも通り、前とおなじように接してくれるのも旦那さん。
ふたりのたのしかった時間をつくるのは、わたしの気持ち次第だとおもいました。この子が大きくなって家を出ていけば、わたしはお母さんの役目をおえて、妻になる。ううん、わたしはずっと妻でありつづける。お母さんになれたのは、妻だったから。あらためて、それを忘れないようにしようと思いました。
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