まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

タイトルがよくわからんけれど、過去の恋愛をちらっと書き始めたら悲しくなった話。

10年くらい前だろうか。その頃私は独身で、実家暮らしをしていて、就職して6年目くらいで、マジメな性格のおかけで仕事に疑問を持つことはなかったけれども、結婚相手を見つけるのに苦労していた。

好きになった相手はすぐに仕事を辞めて、同棲していた部屋の家賃は私が払っていたし、なんとなくへそくり的においていた現金は根こそぎ取られたし、失業保険が出ると言っていたのに副業がばれて支払われなくなったと言われ、そんなウソを私は本気で信じていたし、書きながら、自分が本当にかわいそうになる。

あの頃の私よ、恋は盲目というがただのバカだよ、お前は。自分を好きでいてくれるはずの人にしがみつきたかっただけで、それは「彼氏がいる」というステータスが「早稲田卒」よりも「わりとかわいい顔」よりも、「仕事ができる先輩」よりも、「友達が多い」よりも、私を支えてくれるからだった。

「結婚したすぎる気持ち」は本当にやっかいだ。結婚したいのにできないのは、誰からも好かれないからだと簡単に答えがでてしまう。異性に好きになってもらう方法が私にはわからなかった。他にも好きになった相手は、私のことはそんなに好きじゃなかったのに押し切られた感じで付き合ったし、その彼とは結局私が東京に行くことで自然消滅的になったし、花の東京生活のはずだったのに4年間一度も彼氏はできないし、本当にウソみたいだけど本当だし、類は友を呼ぶで私の周りにはそんな女の子はたくさんいたし、卒業前に処女を捨てようと試みたけど失敗したし、それからよくわからないこともあったし、まぁ遊ばれたような、夫の前の一番最新の恋愛が一番恋愛っぽかったけれども後味は最悪で、終わり悪ければすべて悪しなのだとわかったし、本当に夫と結婚してよかったと今、お風呂にいく彼を呼び止めて、でっぱったお腹を抱きしめた。

勉強みたいに答えがあったり、偏差値をここまで上げれば有名校は目指せるレベルだとか、そういうのが恋愛にはないから、当時の私は自分の頭でっかちさを逆に恨んだし、勉強しようがないから途方に暮れて、仕事を辞めた彼をなぜ好きになったかと言えば、「私を尊敬してそうだった」からで、結局は努力してきたものを認めてほしいだけだった。

認めてもらえることが、好きになってもらえるのと同じだった。

今でもそう思っている。

夫は私の何かを好きだから結婚したし、私は「私のことを好きでいてくれる夫」だから結婚した。「もう嫌いだ」と言われたら、はじめて私はどうするのか、考える。だけど、きっと今の私は幸せだ。だって、これが幸せの形だから。

結婚して、大きな家に住んで、そこを毎日綺麗にして、子どもが生まれて、その子が賢くてかわいくて、その子にきょうだいを作ってあげようとしている今が幸せだ。

ね、そうだよね?

10年前の私が望んでいた私だよね。

さて、10年後の私は?

今の私が望む私は、ハワイで執筆していて、主に自分のライフスタイル、考えをつらつらこんな風に書き連ねていく感じで、毎日書いている。

今日はね、こんなことじゃなくて別のことを書こうとしていたんだけど、なぜかこんな話になったよ。書くってね、書く前からわかっていることは、あんまりなくてね、書き始めてからわかるもんだからさ。

今日、私が言いたいことは、「これが私の幸せなの?」

ぜいたくだね。

 

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カリスマライター森中あみができるまで。当たり前を特別に生きる。

 

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