まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

京都・二人目妊娠祈願☆★夫と娘と私で月読大社と鈴虫寺。



2日ほど前に「呼ばれる」感覚があって、鈴虫寺に。その日の朝、目覚めたときの感覚を、「お地蔵さんにもう一度会いに行きたい」と夫に伝えたら、「駐車場も開いてないだろうし、ぼくは下で待っとくから、ともちゃんと行ってきなよ」との返事。

ちがう、二人で参りたい。だって、二人目のことだから、と伝えたら「そうか、わかった」とまた返事。去年の年末にも家族で行った。だけど、2月3日の節分を境に本当に年が変わるという説をその後から信じて、やっぱり……と思っていた。

どうして今なのかはわからない。中には入れなかったけれど、お地蔵さんと本堂のお参りはできた。御朱印ももらえた。300円。白龍さんもなでなでできた。

人のいない階段は、もう二度と見ることはないだろう。パシャリ。

ひっそり。

数名の人。何を案じているかは、わからないけれど共同感覚はあった。娘を見て、「かわいい、かわいい」と言ってくれたおじさん。京都ナンバーの車でひとりでやってきて、サッと帰っていった若いお姉さん。「どうされました?」と優しく声をかけてくれた住職さん。言葉にはしないけれど、同じものを共有している感覚。これを感じさせるために、お地蔵さんが呼んでくれたのかな。

ありがとうございます。

出がけに夫が「ツキヨミ神社は?」と聞くので、安産祈願のはずだけど・・・と思いながら、「近いしね」と答えた。鈴虫寺から車で10分もかからない。ナビにも出てこない場所。ここは2回目。

まさに、智子の安産祈願、いや妊娠祈願だったっけ? 実際は子授けの神でもあった。目の前に公園があって、小さいけれど15人くらい人がいた。「どこにも行けないもんね」また言葉には出さず、娘を追いかける。

15分ほど遊んだところで、ジュースをきっかけに公園おしまい鳥居の近くでずっと草むしりをしているおじさんを横目に、一礼。「こんな場所だったっけ」

まずは月読尊にお願い。娘にも頼むと「ともちゃんが赤ちゃんがきて、きょうだいがきますように」と手を合わせてくれた。娘がさみしがるかもしれないから、二人目をためらっていたけれど、手を合わせている姿を見て、「大丈夫」だと感じた。

遠くから夫が「こっちもだよー」と呼び、赤ちゃんの頭くらいの丸い石が3つ並ぶところへ。ここは覚えがある。娘に選ばせたら、真ん中の一番小さいのを選んだ。すべすべでまあるくて、気持ちよかった。祈願して、おなかに当てた。

帰りに鳥居をくぐると、左側からほんとうの妊婦さんが旦那さんとてをつないで、ゆっくり歩いてくるところが見えた。私もワンピースを着ていたし、妊婦に見えるかな、とうれしくなった。

今日の日記。

 



同じ日に娘と見た、綿毛とたんぽぽ。これも、まあるい。娘がリボンみたい?と言ったのがステキで、戻ってパシャリ。