まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

来年の1月には育休が明けてしまうのに、保育園のあてがほぼない私の確信。

出会うべき人に出会うべきタイミングで会えたら、それは奇跡になる。

7月末から私には風が吹いている。とても力強い追い風だ。

いつも傷つかないように、すこし時間を置いてから行動しがちな私に「今だ、やれ!」と風と一緒に声がする。やってしまえば、とても気持ちいい。

ツイッターのタイムラインにも「5分で考えた結果と30分で考えた結果は同じ」だとあって、これを当面の格言にしている。

今日も出会いがあった。

私の格言シリーズのひとつに「相手を不快にさせないコミュニケーションを心がけられる人と付き合いたい」がある。相手に気持ちよくしてもらおうとまでは思わない。だけれど、推し量る気持ちは欲しい。

そんな気配りができる人は、たいてい気持ちよくなれる言葉のシャワーをくれる。

それは相乗効果となって互いにテンションが上がる。

そんな出会えた。

来年の1月には育休が明けてしまうのに、保育園のあてがほぼない私に吹いてくれる風が連れてきてくれた。そんなときのタイミングはすべてばっちりだ。綿密に打ち合わせをした映画を撮るようにスムーズに流れていく。

そんな時に奇跡は起きる。

 

だから、勇気を出せる。

不快な気持ちになってしまうシチュエーションとは、おさらば。

そこに合わせる自分は、もうかわいそうだ。

 

追い風に吹かれて、気球のようにゆっくりゆっくり上に上がっていける環境に身を置こう。

 

そして、「あ、もうこんなところまできたんだ」と笑顔で見下ろしたい。