まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

プロフェッショナルになるために。

料理はバランス。彩りがたいせつ。だよね、と気付いたところからの〜お話。

ひさしぶりの外食ランチ。どこにしようかな、ゆっくりできるところがいいな。と思いついたのが、ココ。混んでない。でも、料理に愛がこもっている。愛がこもっているかどうかは、見た目と食べたときのバランスでわかる。今日の日替わりは、豚の塩麹焼き。直径30センチほどのお皿にメイン、サラダ、ひじき、ブロッコリーとサツマイモのマヨ和え、ほうれん草のキッシュ。つやのあるごはんに味噌汁。メインに惹かれて頼んだのだけど、出てくると小鉢もいい感じ。ん?キッシュに赤い粉がかかってる。食べてみると、そんなに辛くないとうがらし。なるほど。黄色と緑に赤を添えるためか。こんな心配りが食べる人のテンションをあげてくれるんだよなあ。

つきつめれば、相手(お客様)のことを考えてくれているかどうか。お店を選ぶときのわたしの基準はコレ。生きとし生けるもの、すべては周りがあってこそ。今日もふとしたところから教わった。毎回、たいせつだと気づくのに、なぜ忘れてしまうんだろう。それは、めんどうくさいから。何も考えずに、さらっと流せたらラク。でも……。よくクギ付けになるテレビ「プロフェッショナル」に出てくる人たちはみな、「相手をつきつめて考えている」なぜそう思うのか。どうすればいいのか。を繰り返す。そこはぜったいに曲げない。曲げないから、プロフェッショナルになれる。

わたしもなりたい。どんなプロフェッショナルになれるだろう。会社員、妻、女。私にもさまざまな側面がある。毎日のあらゆる行動をひとつひとつ丁寧にやれば、少しずつ道が開けてプロフェッショナルになれるのかな。

さあ、まずは自分自身との対話から。あなたは何になりたいの??から始めよう。

よし、ランチおーわりっ!