まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

女は度胸やなくて、覚悟ばい!

昨日はおとうとの結婚式でした。
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おめでとう。お姉ちゃんはうれしいです。幸せになることが後悔しないこと!以上!


で、おわりではなく。そのとき、女の度胸がキラキラ輝いて見えた。その2人の話。


1人目のキラキラ。

おとうとの小学一年生の友人。いっしょに遊んだのは小学生時代。中学も高校もバラバラ。わたしたち家族が転勤したから。でも彼とはずっと友達でうちの家族だれもが、彼が今どこで何をしているのか知っていた。

彼は男の子がすき。それを隠さない。けれど、「わたしはこんなんだから」て謙遜して、周りに気を使わせないようにできる。そして、誰もかなわないような世界を飛び回る超カッコいい仕事をしている。弟が友人代表のあいさつに彼、(ここからは彼女にします)を指名した。私たち家族の誰も疑問に思わない。ほんとに。そうだよね、そりゃそうだよね、て感じ。

会場で母と抱き合って、始まる前からもう泣いてた。弟と最後にあったのはいつなんだろう。二週間前までスイスにいたらしい。合間を縫って来てくれた。何も変わっていないようで、でも確実に長い間あっていなくて、それでもここに来てくれたことがうれしくて、涙がでた。

彼女の出番が近づくと緊張しているようだったので、何を話すか紙に書いてきたの?と聞くと、いえ…とのこと。なんか書けなくって…。それがホントかもね。これ言おう、あれ言おうって考えられるのは、まだ熱が入ってないのかも。彼女はプロじゃないんだし。うん、それでいい。思いの丈をぶちまけちゃり!て送り出した。

5分くらいかな。100名近くの列席者がはじめてシン…!と静まり返った。涙をこらえながら、こんな話をしてくれた。

いつ、どんなきっかけで友だちになったかも覚えていない。でもいつも気にかけてくれて、節目節目にこうやって呼んでくれて、ホントにうれしい。
わたしも続きたい!どうぞ、後方にすわっておりますので、お声かけください。
ってなみだも笑いも、ぜんぶもってく。


わたしも会うのは10年以上ぶりだったけど、最後まで気を抜かない彼女の気づかいと笑顔に、女の覚悟を見た。覚悟を決めたときの女は負けない。かっこいい。


2人目はおとうとの奥さんのことを書きます。今日はここまでー♡