まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

約束。

これに応募します。
締め切りはあさってです。

一ヶ月前からタイトルがすきだなぁ、応募してみようって、ぐるぐると考えていました。約束って、みなさんなら何を思い浮かべますか?わたしは、何も思いつきません。なぜなら、親にあれをしなさいと強制されたことも、重大な約束を自分に課したこともありません。そう考えると、やっぱりわたしは何の欲もなくぼんやり生きてきたのかなぁ、とマイナス思考になっていました。

こんなときは助っ人、主人の登場。「ねぇねぇ、約束って聞いたら何を考える?」帰宅して早々、切り出す。主人はスーツを脱ぎながら「え?約束?それは、あみちゃんとのやろ〜」「あ、やっぱり?婚姻届ってこと?」「うーん、紙を出しただけで、はい約束!やなくて、例えば、家族を守るためにお金を貯めようとか、家事は気づいた方がやろうとか、思ったことは口に出そうっていうのもふたりで決めたやん。そんなことなんやないかな」

わたしはドライヤーの手をとめて、それを言う彼をじっと見つめていた。「そんな感じかな」と彼が最後に言った。「いま、めっちゃいいこと言った」わたしは答える。「そう?そう思えばいっぱいあるよね。あみちゃんが毎日お弁当作ってくれるのだって、ぼくのためやろ?」

うん、そう。毎回うれしそうにしてくれるから。お弁当があると新聞を読む時間ができるって言ってたから。そっか。約束って、これだぁ!どうだぁ!守ったどーー!!みたいなんやなくて、日常にころがってるんだ。それを毎日まいにち、いいときもわるいときも積み上げていくことが、わたしたちの約束。

よし、書いてみよう。
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みなさんの約束はどうですか?
よかったら、お試しあれ〜♡