まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

あなたのがんばりに、根拠はいらない。

今、私は高速道路の上です。

この後、雲の上にいきます(死なないよ笑)

10年前、私のことを一番にわかってくれる人と結婚した時、決めたんです。子どもたちと行きたい場所。できたら、その子が小学生にあがる前くらいまでにはって。

毎日まいにち思い描いていたわけではない、ただぼんやりと一年に一回思い出す程度。

気づいたら、叶っていた。

他の人からはよく聞くフレーズですが、またまたぁとそれを冷静に見ている自分がいつもいました。

だけど今は、たしかにそんな感じだなと。

私の言葉で言い換えると、遠い遠いなんでも叶えてくれる配送センターに、ずっとずっと前に頼んでおいた商品が、配達指定時間にあわせて届いた。

頼んだんです、たしかに。

だから、あぁ、そうそう、ありがとうって受け取るだけですね。

あなたが何かを注文するとき、どうやって頼みますか?

店員さんを呼ぶ?

ネットで注文?

誰かにお願い?

自分で取りにいく?

未来へのオーダーは、そう。

書く、を私はおすすめしています。

なぜと聞かれても、これまではハッキリと答えられなかった。だけど、きのうね、はじめて企画したイベントの意気込みを話したくって、1時間半前に告知してLINE配信をしたら、

すらすらと、ある時は力強く、ライティングを押しまくっていた。

根拠はないが、これがいい! みたいなね。

数字や肩書きなどの目に見える実績をもとに、勧める商品はもちろん、納得できる。

だけどね、なんとなくだって、私は自信を持っていいと思うよ。

なんとなく、連絡したくなった。

なんとなく、買ってみた。

さっき、なんとなく、窓の外をみたら交差点の標札が虹色に光ったよ。

それって根拠いる? でも実際に光ったの。

なんとなく文字に興味のあった私が、書くことからどうしても逃げられなくて、腹を据えてやってやろう! と決意した初のライティングイベントで、楽しそぉに話してた。

おもしろいよね。

これもイベント企画したから、配送センターから自信が送られてきたんだろうね。

あなたの好き、

あなたのがんばり、

あなたの未来に、

根拠はいらない。

やってみたらね、根拠なんて関係なしに笑って、悩んで、うれしいって泣いてるものだから。

さいごのひと席、お待ちしてます。

【実感ライティング】書きたいことを、書きたいように