まいにちワンダーランド

~過去をはき出し光に変える毒出しエッセイ~森中あみ

【体験談】心配事の100%は起こらない

今朝、6時過ぎに娘が寝苦しそうに起きた。

5日前から下痢が続いていて、電話問診でも医者から「子どもの下痢は長引きますからねぇ、また経過は教えてほしいですけど」と言われ、薬もなく様子を見ている。

1歳半の娘は、鼻から胃まで管を通して9割の水分や栄養をとっている。残り1割は、口からいける。この1の割合を大きくしていく。栄養のほとんどが水分なので、下痢にはないやすいのだと思うが、1週間前まで便秘気味だったのに、急に水っぽい下痢になったから、心配している。

りんごを買ってみたり、高い経口補水液を準備したり、味噌汁の汁だけを鼻から入れてみたりした。

だけど、なかなか治らない。

夜は、けいれん止めのお薬で4時間くらいは寝るので、ありがたい。

ただ、6時頃に下痢をして泣いたのに、ぐったりきた。

人はほっておくとネガティブに偏ったり、隣の芝生は青く見えたりするものだから、朝起きた瞬間に「今日も最高の奇跡が起きる」とおまじないを唱えた。それでも二度寝(正確には五度寝くらい)する気になれず、スマホTwitterを開くと、「心配事の96%は起きない」とあって、リツイートした。

これまで見る専門だったTwitterも、積極的にいいねをしたり、リツイートしたりしてネガティブ思考を払しょくしようとしている。

いい言葉に出会った。

思い出した。

小学生の頃、人間関係にくよくよ悩んだり、金管バンドクラブの部長だった時もうまくやれるか眠れないこともあったが、そういう時に限って、まったく(本当にまったく)何も起こらなかった。つまり、私の経験では、心配事の100%は起きてこなかった。

その代わり、「ノーマークのところからくるな」の啓示めいた感覚は持っていた。実際には不意打ちにあったが、ここで書けるほどの記憶はとどめていない。死ぬこと以外かすり傷という言葉もあるし、心配事の9割は起きない本まで出ている。

気になる本として挙げておく。

 



娘たちのことや自分の将来のこと、お金など心配事は上げだしたらキリがないし、家にコバエが常に飛んでいることも心配事のひとつだ。それくらい小さなことですら気になっているなんて、体に悪いよな。ただ、それらを紙に書いてながめるだけで心の負担が減る実験もあるらしい。

今から私は、「心配事は、たぶん起きない」「起きなかった」を人生実験としてやってみる。結果として書けるときにまた書く。