アラフォーママが ルフィ、海賊、仲間 その情報だけで見に行ったら【ONE PEACE FILM RED感想】
「3連休なのにまた雨か…」
体力があり余る5歳児と1歳児を抱えるわが家は、
姉の意向に沿うように休日の予定が決まる。
歯医者、ピアノレッスン、義理の両親の自宅に遊びに行く以外は、自転車の練習、公園、スケボーの練習など外遊びメインの要求にアラフォー夫婦の体力を振り絞って対応する。
どこにも行けない雨の日、娘のやることはYouTubeざんまい。
テロップで言葉を覚えたり、教えていないのに漢字を読めたり、ユーチューバーさんたちにもかなりお世話になっているのだが、休日くらいは親として相手をしてあげないと罪悪感が残る。
それでも雨の日はお助けマン映画館に頼る。
イオンから徒歩2分の好立地とドラマ好きの私の思いつきで、3歳で映画デビューを果たした娘。
まだ早いかも……の不安を吹き飛ばし、クライマックスではイスから降りて通路でエルサを応援。
コロナ前で会場は満席だったが、そこまで興奮しているのは娘一人だった。
それ以来、イオンシネマの前を通るたびに「次は何を見る? あれが見たい」とけっして安くない映画チケットのことなど知らずに、娘の遊び選択肢に映画を見るが入った。
ただ、親としては幸い。
体力を使わない、何を見るかはこちらで選べるので、朝起きて、窓の外の雨を感じたとたんに「映画だ」とひらめいた。
娘にはまだ内緒で、上映スケジュールを調べる。娘にあった作品があるかどうか、それにかかっている。
長期休み期間でもないので、大人向けの映画が10本以上並ぶのをスクロールしながら、見つけたのが「ONE PEACE FILM RED」
正直、ワンピースか……と思った。マンガもゲームも、2歳年下の弟がやっていたのを借りるくらいのモチベーションしかなかった私は、大人になってから流行ったワンピースのことは、主人公の名前と海賊の話だということ以外何も知らなかった。
最近、娘がアレクサに、
「アレクサ、ワンピースの曲かけて!」とせがんだら、「うっせーわ」で有名なAdoの別曲が流れてきて「私は最強」「新時代だ」のフレーズが、いつもはクールを装っているのに実は暑苦しい思いを秘めている私に刺さりまくり、これがワンピースとのコラボなんだと教えてもらったのは覚えていた。
まさかその声を映画館の爆音で体いっぱいに響き渡らせるなんて期待はまったく持たずに行った。
「ワンピースでよかった」
映画が始まったとたん、雨と自分の体力のなさに喜んだ。
音楽でつかみ、ストーリーでもつかみ、これでもかとやってくる展開に私は体を硬くしていた。
たまに隣で娘が、「これ知ってる!」とか、「みてみて!」と自分を見るようにせがんでくるのには苦笑いをしていたと思う。
まったく、子守になっていないよね。
一番の感動は、登場人物の多さとそれらみんなのキャラの濃さ。
俳優さんや芸人をイメージさせる顔立ちも、たまに入ってくるボケもぜんぶが好きのボルテージを上げていった。
「ま、アニメだし、コーヒーでも飲みながら」と持ち込んだコーヒーのせいで、クライマックスあたりからトイレに行きたくなったのは大失敗だった。
ゆっくりなんて見なくていい。
のめり込んで、夕方近くになっても、そこから混雑するイオンスーパーに買い物に行き、娘のハロウィン用の衣装を3件物色し、切れていた万年筆のインクを買い足し、自宅に戻ってすぐに晩御飯を作り、食べている最中にもまだ遊びをせがんでくる5歳児にもボケで対応。
なんて威力だ、ワンピース。
作者さんの身を案じるほどに長く深く続く物語。
好きになりました。
そして、誰もが、違う景色をみながら、同じ悩みに苦しみ、かすかに見える希望に向かって勇気を出すストーリーをわたしも生み出し続けたいと思いました。
ありがとうございました。
Instagramでは、イオンシネマを株主優待でお得にみられる方法についてお知らせしました。
https://www.instagram.com/p/Ci3bvqRPg5F/
体力があり余る5歳児と1歳児を抱えるわが家は、
姉の意向に沿うように休日の予定が決まる。
歯医者、ピアノレッスン、義理の両親の自宅に遊びに行く以外は、自転車の練習、公園、スケボーの練習など外遊びメインの要求にアラフォー夫婦の体力を振り絞って対応する。
どこにも行けない雨の日、娘のやることはYouTubeざんまい。
テロップで言葉を覚えたり、教えていないのに漢字を読めたり、ユーチューバーさんたちにもかなりお世話になっているのだが、休日くらいは親として相手をしてあげないと罪悪感が残る。
それでも雨の日はお助けマン映画館に頼る。
イオンから徒歩2分の好立地とドラマ好きの私の思いつきで、3歳で映画デビューを果たした娘。
まだ早いかも……の不安を吹き飛ばし、クライマックスではイスから降りて通路でエルサを応援。
コロナ前で会場は満席だったが、そこまで興奮しているのは娘一人だった。
それ以来、イオンシネマの前を通るたびに「次は何を見る? あれが見たい」とけっして安くない映画チケットのことなど知らずに、娘の遊び選択肢に映画を見るが入った。
ただ、親としては幸い。
体力を使わない、何を見るかはこちらで選べるので、朝起きて、窓の外の雨を感じたとたんに「映画だ」とひらめいた。
娘にはまだ内緒で、上映スケジュールを調べる。娘にあった作品があるかどうか、それにかかっている。
長期休み期間でもないので、大人向けの映画が10本以上並ぶのをスクロールしながら、見つけたのが「ONE PEACE FILM RED」
正直、ワンピースか……と思った。マンガもゲームも、2歳年下の弟がやっていたのを借りるくらいのモチベーションしかなかった私は、大人になってから流行ったワンピースのことは、主人公の名前と海賊の話だということ以外何も知らなかった。
最近、娘がアレクサに、
「アレクサ、ワンピースの曲かけて!」とせがんだら、「うっせーわ」で有名なAdoの別曲が流れてきて「私は最強」「新時代だ」のフレーズが、いつもはクールを装っているのに実は暑苦しい思いを秘めている私に刺さりまくり、これがワンピースとのコラボなんだと教えてもらったのは覚えていた。
まさかその声を映画館の爆音で体いっぱいに響き渡らせるなんて期待はまったく持たずに行った。
「ワンピースでよかった」
映画が始まったとたん、雨と自分の体力のなさに喜んだ。
音楽でつかみ、ストーリーでもつかみ、これでもかとやってくる展開に私は体を硬くしていた。
たまに隣で娘が、「これ知ってる!」とか、「みてみて!」と自分を見るようにせがんでくるのには苦笑いをしていたと思う。
まったく、子守になっていないよね。
一番の感動は、登場人物の多さとそれらみんなのキャラの濃さ。
俳優さんや芸人をイメージさせる顔立ちも、たまに入ってくるボケもぜんぶが好きのボルテージを上げていった。
「ま、アニメだし、コーヒーでも飲みながら」と持ち込んだコーヒーのせいで、クライマックスあたりからトイレに行きたくなったのは大失敗だった。
ゆっくりなんて見なくていい。
のめり込んで、夕方近くになっても、そこから混雑するイオンスーパーに買い物に行き、娘のハロウィン用の衣装を3件物色し、切れていた万年筆のインクを買い足し、自宅に戻ってすぐに晩御飯を作り、食べている最中にもまだ遊びをせがんでくる5歳児にもボケで対応。
なんて威力だ、ワンピース。
作者さんの身を案じるほどに長く深く続く物語。
好きになりました。
そして、誰もが、違う景色をみながら、同じ悩みに苦しみ、かすかに見える希望に向かって勇気を出すストーリーをわたしも生み出し続けたいと思いました。
ありがとうございました。
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